アダルトコンテンツが含まれております。未成年者の閲覧はご遠慮ください。 なっちゃんの 勝手につぶやいてます そして再び
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そして再び

 時期がね、悪かった。もう予定日まで一ヶ月も無い。そんな時に精神不安定なのは母子ともに悪い影響が出かねない。
その頃はまだよき相談相手(愚痴聞き相手とも言う)だった保護者さんが心配して電話やメールをくれた。

体調を気遣ってくれて、それこそ、必死(?)で励ましてくれた。


「自分のことならいざしらず、考えてもどうにもならないことはどうにもならないのだから。」(パートナーさんのこと)

「しばらくはそんな自分をいとおしく思って今の気分を楽しむのもいいんじゃない?
時間の経過とともに「そんなことあった?」っていうくらいウソのように傷口は塞がってしまうのだから。」(彼氏のこと)


世話を焼いていただいたお陰で、なんとか落ち着いた。
パートナーさんのことは「心配だけど・・・・・お亡くなりになったと思って諦める!」って境地に至ったのだった。

保護者さんのバックアップのもと、穏やかな日々を過ごす。
「産んだら、デートしましょうね!」と言える程度には浮上してた。


音信不通から約一ヵ月後、無事に出産。

出産するときに決めていたことがある。
生まれたらパートナーさんに「生まれました」メールを送ろう。読むかどうかは分からない。でも、それだけは知っておいて欲しい。それで、本当にキッパリ諦める。

メールはパソコンのアドレス宛に送った。送信して・・・・・私の中でパートナーさんとの日々は終わった。


そう、終わった・・・・・・はずだった。


メールを送信して数日。まだ入院中のことだった。
携帯にメールの着信を知らせるバイブがあった。(病室ですから音は出せません)
見ると・・・・パートナーさん!!

「元気ですか。もう生まれたかな?実はデートの前日に倒れて、集中治療室に入院してました。やっと一般病棟に移れました・・・(中略)・・・申し訳なかった」

無事だったんだ~!!!
諦めてた、死んだものだと自分に言い聞かせてた。もう終わったはずだった。
そんな想いは一気に吹っ飛び、ただ嬉しくて泣いていた。

送信が携帯からだから、私の「生まれました」メールは読んでいないようだ。
あわてて生まれたことを報告する。

それから連絡を取り続けて、無事に退院。現在に至っている。

私にとって、あの日は一生忘れないだろう。まさに「出逢い直した」のだ。
こんな衝撃的な出逢いって・・・・なかなか無いよ。(と自分では思っている)

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